Bichon Frise
ここに紹介されるのはビション族と呼ばれる、
古代からの生粋のヨーロッパの愛玩犬達です。
中には異国に連れて行かれ頑丈になったものもいますが(^^;)、
その可愛らしさ、見た目の割の快活さは変わらないでしょう。
Baleares
Dog(バレアレス・ドッグ)
Bichon
Frise
(ビション・フリーゼ/ビション・フリッセ/ビション・ア・ポワル・フリゼ/テネリフェ・ビション/テネリフェ・ドッグ)
原産国:ベルギー、フランス
体高:24-29cm
体重:3-5kg
カラー:ホワイト、ホワイトにクリーム、アプリコット、グレーが混じったものもある
Bichon/Yorkie(ビション-ヨーキー)
原産国:イギリス
体高:23-31cm
体重:3-6kg
カラー:多彩
Bolognese(ボロネーゼ/ボロニーズ/ビション・ボロネーゼ)
原産国:イタリア
体高:25.4-30.48cm
体重:2.5-4.1kg
カラー:ホワイト
Bolonka
Tsvetnaya(ボロンカ・ツェトナ/ツェトナ・ボロンカ)
原産国:ロシア
体高:24-26cm
カラー:ホワイト以外(?)
Cayenne
Dog(カイエンヌ・ドッグ)
姿は憶測でしかないが「ミニチュア・プードル か、カイエンヌが小さなスパニエルに交配されたもの」という事なので、ふわふわとした(おそらく白い)毛の小さな犬だったのだろう。
Chien
Coton(シャン・コトン)
原産国:マダガスカル
コトン・デ・チュアール の近い親戚でマダガスカルの東岸、レユニオン島で人気があったそうだ。
これもコトン・デ・チュアールと同様、初期のビション族が持ち込まれたものだと思われ、姿もそう変わらないと思われるが、こちらは既に絶滅してしまっている。
Coton
de Tulear(コトン・デ・チュレアール)
原産国:マダガスカル
体高:25-32cm
体重:4-7kg
カラー:ホワイトに頭部、耳、胴部にわずかにイエロー系のマーキングが入る
シャン・コトン 同様、初期のビション族が連れ込まれたものの子孫である。存在は意外とと古く、2〜3世紀前からとされている。フランス軍によって連れられて来たとされる。
犬種名は「チュアレールの綿」。チュアレール市の名産、綿によく似ていたことからだそうだ。親戚のシャン・コトンにも「棉犬」の名が付いている。
1970年にFCIで公認され、翌年1971年にはアメリカにも持ち込まれ、現在ではアメリカでも飼育者は多いようだ。しかし、原産国以外ではあまり知られていない。
他人に対しては警戒心が強いが、家庭の者には忠実で愛情細やか。家庭犬としてはぴったりだ。快活で海へ行けば家族と一緒に泳ぐくらいで、水泳も得意。コートの手間などはマルチーズ ほどかからないが、そのかわり、馬に乗っている主人のお供をする事が出来るくらいスタミナがあるので、運動は多くさせるべきであろう。
出産の前に母犬の胸の毛をカットする習慣がある。
Havanese(ハバニーズ/ビション・アパネーズ)
原産国:キューバ
体高:20-36cm
体重:3-6kg(6kgが理想)
カラー:クリーム、シルバー、ゴールド、ブルー、ブラックが多い。全色可
スペイン人に連れられてキューバに渡ってきたと思われ、1700年代に誕生したとされる。また、カナリア諸島から船乗りたちが連れ込んだともされるが、どちらにしろその起源はヨーロッパで、もちろん、ビション族の血を引いていることは見た目からも判るだろう。
FCI、UKCなどで公認。AKCではミセラニアス・クラス(暫定公認)。
原産地では上流貴族に愛されていた。
賢く、快活で無駄吠えせず、警戒心はあるが主人にはよくなつく。見た目よりも丈夫で運動はよくさせた方がいい。毎日の毛の手入れだけは念入りにする事。
Holland
Dog(オランダ・ドッグ)
Lowchen(ローシェン/レーフヒェン/リトル・ライオン・ドッグ/プティ・シャン・リオン)
原産国:フランス
体高:20-36cm(イギリスは25-33cm)
体重:2-8kg
カラー:ホワイト。ブラック、レモン、これらにスポットも可
1700年代後半にゴヤが描いたアラビアの公爵夫人の絵にローシェンが描かれている。当時はこの犬はポピュラーな犬種だったらしいが、その後個体数は減り、1960年代にはギネスに載るほどの稀少な犬になった。
個体数の少なさのせいもあるのか、イギリスの最初のチャンピオンになった(Eng & Irl CH) Cluneen
Adam Adamantという牡の個体は非常に限られた遺伝子によって産まれたことが判る。
「Cluneen Itzi von 3 Lewen」 を父犬、「Cluneen Butzi von 3 Lewen」 を母犬としているが、この父犬Itzi の父Adam von Livlnad はButzi の同胎の兄弟姉妹犬同士の交配から産まれている(しかもButzi とも交配している)。
交配の流れでいくと、Donino♂とJudith♀という交配からBenjamin
von den 3 lewen♂ 、Bienchen von den
3 lewen♀、 Cluneen Butzi von 3 Lewen♀ の3頭が生まれる。このうち、 Benjamin♂ と Bienchen♀ の交配によって生まれたのが Adam
von Livlnad♂ で、これに伯母に当たる Cluneen Butzi von 3 Lewen♀ を交配して Cluneen Itzi von 3 Lewen♂ が生まれたのだ。これだけでもイン・ブリードの交配ではあるのだが、この Itzi♂ に母である Butzi♀ をもう1度交配して生まれたのがチャンピオンの Adam
Adamantという事になる。
しかし、これだけの近親交配で致命的な遺伝的欠陥がでてないらしい。
日本にも1999年に9頭のJKC登録があったようなので、手に入れられない犬種ではない筈。しかし、個体数は世界的に見て少ないようで、KC、AKC共に年間登録数は100頭前後のようだ。
初期のビション族と呼ばれる抱き犬達の一犬種である。近い親戚にはビション・フリーゼ 、ボロネーゼ 、ハバニーズ 、マルチーズ などがいる。中でもこの犬種はライオンの様なクリッピングをするので他の白い抱き犬達に比べ、目立つ存在かも知れない。(^^;)
性質は交際家で、賢く、主人には忠実。むら気もない。大抵、この犬を初心者が飼うことはなく、他の犬の次に飼う事が多いらしいが先住犬ともうまくやれる。トリミングして肌の温もりを湯たんぽ代わりにするくらいなので、人との触れ合いが好きだし、布団の中にも入ってくるらしい。(^^;) 小型だが、大胆で勇気があり、家族を護ろうとする意識が強いので頼もしい番犬になれる。
運動も勿論必要だが、家庭内で運動できればある程度満たされる。
ライオン風のクリップをするのはもちろん、トリミングせずただ毛を伸ばすだけでも毛の手入れはかかる。難しくはないが、こまめに絡まるのをといてやらねばならない。
遺伝子が偏っているようだが特にひどい遺伝病は持たない。最初の選択繁殖が良かったのであろう。たまに膝蓋骨転位がでるようだが、良識のあるブリーダーを選ぶ事が肝心である。
遺伝病ではないが、肌荒れ、耳や目の炎症が見られる。毛のもつれも含め、顔、耳など常に清潔にすることである。(追記 06年09月)
Maltese(マルチーズ/ビション・マルチアーズ)
原産国:イスラエル
体高:20-30cm
体重:2-4kg
カラー:ピュア・ホワイト
Peru Dog(ペルー・ドッグ)
Toy Mi-ki(トイ・ミキ/ミキ)
原産国:バハマ(?)
体高:28cm
体重:2-4kg
カラー:ホワイト&ブラックなど
レア・ドッグ・ブリード、OFAなどに名前を見かける犬。写真から見るにビション族であろうとこちらに紹介を載せました。原産地も本当にバハマかは確定しないのですが、この犬を公認するケンネル・クラブの中でバハマ・ケンネル・クラブがあり、(他のレア・ドッグをよく公認しているクラブ以外で)目立っていたので多分原産国だろうな・・とこの国の名を載せました。
名前は・・つづりのまま読んでみたんだけど、当たってるよね?
見た目からしてビション族の一員と判る犬ですが、地理的にはハバニーズ のいるキューバが近いのでハバニーズとのつながりが考えられます。・・でも、あくまで仮説。(^_^;)
性格の欄に高貴とか知的っていう言葉が踊っています。そして、愛らしいという言葉も。本質的には本来のビション族らしい性格を残していると思われます。
Sighthound
Spitz
Species & Unique Dog
Molossian Dog
Scenthound
Toy Dog
Sheepdog
Gundog
Terrier
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