Cairn & Scottish Terrier

ここで紹介されてるのはケアーン・テリアを中心に分かれた仲間達。
イギリスではお馴染みの犬達です。
中でも日本では特にウエスティが人気があるようです。


Cairn Terrier(ケアーン・テリア)

  原産国:イギリス
  体高:25-30cm
  体重:6-7.5kg(イギリスでは牡は6kgを越えてはいけない)
  カラー:レッド、クリーム、ディープ・グレー・サンド、シルバー、ブリンドル、ウィートン


Cantab Terrier(キャンタブ・テリア)

  原産国:イギリス
  カラー:レッド、ブラック&タン

 ノーリッチ・テリアの初期の犬に名の出る犬。キャンタブって辞書で調べると「Cantabrigian」という地名の短縮したものらしいので、多分これであってると思います。(^_^;)
 ちなみに犬種として確立するほどでもなかったっぽいので、一応絶滅って事で。

 犬好きのローレンスという人物が19世紀の終わりに繁殖させた犬で、おそらくはヨークシャー・テリアとの雑種であるアイリッシュ・テリアを使って作った、レッドか、ブラック&タンの小型の犬達。
 サイズはヨークシャーから柄と剛毛はアイリッシュから受け継いだのでしょう。(初期のアイリッシュにはレッドやウィートン以外にブラック&タンが存在していたようです。)


Norfolk Terrier(ノーフォーク・テリア)

  原産国:イギリス
  体高:24-26cm
  体重:4.5-6kg
  カラー:レッド、ウィートン、ブラック&タン、グリズルなど。ただし、ホワイトの班は良くない

 ノーフォーク・テリアがアナグマ狩りなどの狩猟犬として誕生したのは20世紀初頭、ノーフォーク州で都市の住民達の間から発達したという。特に粗食に耐えられるパートナー(^^;)として学生たちに人気の出た時期もあったようだ。
 しばらくは立ち耳の
ノリッジ・テリアと共に繁殖されていたが、1964年(アメリカでは1979年に)別犬種とされた。

 性格は愛嬌豊かで子供好き。他のペットにも寛容で、人と居ることが好きである。散歩は元猟犬でもあったことから長い時間してやるとよい。コンパクトな割には頑丈で快活。物覚えもよい。

 習慣として断尾をし、アレルギー性の皮膚疾患にかかることがあるので、ブラッシングなどをこまめにし、注意した方がよい。


Norwich Terrier(ノーリッチ・テリア/ノーリッジ・テリア/ノリッジ・テリア/ジョーンズ・テリア)

  原産国:イギリス
  体高:24-26cm(イギリスでは25-30cm)
  体重:4.5-6kg
  カラー:レッド、ウィートン、ブラック&タン、グリズルなど。ただ、胸のホワイトのマーキングは良くない

 ほんの2、30年前に垂れ耳のノーフォーク・テリアがこの犬種から独立している。ノーリッチからノーフォークが生まれることがあったり、また、アメリカの最初のノーリッチのチャンピオンが垂れ耳の両親を持っていたとか、両犬種が近しい関係であることは確かである。
 公認はFCI、AKC、KC、CKC等、多くの国で公認される。

 初期の頃、犬種として立ち耳と垂れ耳は共にノーリッチとして登録されたが、真にノーリッチとノーフォーク、どちらが先かというとよく判らないらしい。というのも、初期のバリバリの猟犬だったこのテリア達は断耳されていたらしい。
 19世紀の終わり、ローレンスという人物によりキャンタブ・テリアが生まれる。この時レッドとブラック&タンのカラーと剛毛を持っており、このキャンタブを使ってトランピントン・テリアが生まれた。1901年、このうちのラグスという赤毛で剛毛の雄犬を手に入れたフランク・ジーンズという猟犬指揮係をしていた人物が小型の猟用テリアを目的とし、手持ちのグレン・オブ・イマール・テリア2頭とラグスと同じ赤毛のトランピントン・テリアにラグスを交配し、ここにノーリッチ・テリアの最初とも生まれる犬達が生まれた。もちろん、この頃はまだ同胎でもかなりの個体差があったようだが。
 猟に出るこの犬達には「狐の穴から尾を掴んで引きずり出せるのに十分な長さで尾を切る」という犬種標準があったとか。これが現在の断尾の習慣につながっている様だ。
 1932年に立ち耳、垂れ耳ひっくるめて、それまで繁殖者の名からジョーンズ・テリアと呼ばれていた犬達はノーリッチ・テリアとしてKCの公認され、それぞれは「Norwich Prick Ear(ノーリッチ)」と「Norwich Drop Ear(ノーフォーク)」と呼ばれ、同種ではあったが別に繁殖されていたらしい。64年(アメリカでは79年)には垂れ耳の犬達はノーフォーク・テリアの名を与えられ独立した犬種となった。

 性格、性質はもちろん、ノーフォークと似る。勇気があり、快活で子供好き、そして賢い。よい番犬になる。
 食欲旺盛な犬だそうで、過食に注意とか。・・学生の犬と呼ばれた古い時代には食堂の残り物で命を繋いだとも云われてるから当時の性質なんだろうなぁ。(^_^;) その分、活発な犬なのでノーリードの散歩中に猟に出ないように注意する。突然、遠くに行ってみたり、穴を掘ってみたりする子供みたいなところがあるようだ。

 最も容姿の良い犬の一つと言われるそうだが、・・近親のノーフォークの立場は?(^^;)
 ノーフォーク同様、断尾をする。


Scottish Terrier(スコッティッシュ・テリア/アバディーン・テリア)

  原産国:イギリス
  体高:25-28cm
  体重:8.5-10.5kg
  カラー:ブラック、ブリンドル、ブラック&ホワイト。これにマーキングは許可


Short-haired Terrier(ショートヘアード・テリア/リトル・スカイ・テリア)

  原産国:イギリス

 ホワイト・イングリッシュ・テリアブラック・アンド・タン・テリアの混血の中から派生して生まれ、やがてケアーン・テリアとなる犬達。特に明記されていないがすでにケア-ンに移行したと考え一応絶滅種扱いにします。

 小さなワイアーヘアードを持つこのテリア達は、15世紀には絵画に登場し、1700年代後期までにはスコットランドに相当数のこのタイプのテリア達がいたらしい。
 農家の納屋などで飼われ、狐、カワウソ、アナグマなども狩ることが出来た。
 この犬の片親にホワイト・イングリッシュ・テリアがいるので、ケアーン・テリアからアルビノではない白い個体が生まれ、やがてウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアになったというのはうなずける話である。

 ちなみにリトル・スカイ・テリアという名も持っているが、スカイ・テリアとはそれほど関係はない模様。(故郷がスコットランドというのが共通点ではあるが。)


Trumpington Terrier (トランピントン・テリア)

  原産国:イギリス
  カラー:レッド

 キャンタブ・テリア同様、ノーリッチの初期に名前の登場する犬。こちらも過去の一時期の犬なので一応絶滅って事で。
 繁殖したのは狩猟好きのケンブリッジの学生で(さすが、ノーリッチ・テリアの祖先。学生の犬の別名があるだけある。)、1899年から1902年の間に、キャンタブ・テリアとどこぞから連れてきたブリンドルで短毛の雌犬を交配させて作った。
 このうちのラグスという名を与えられた立ち耳、レッドで剛毛の雄犬が後のジョーンズ・テリア、ノーリッチ・テリアに影響を与えている。


West Highland White Terrier
(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア/ウエスティ/ポルタロッホ・テリア/ハイランダー/
ウエスト・ハイランダー/ホワイト・アンド・レモン・テリア/ピットゥンウィーム・テリア/
ローズニス・テリア)

  原産国:イギリス
  体高:25-28cm
  体重:7-10kg
  カラー:ホワイト

 世界的にも有名な愛玩用テリアで、メジャーな犬種といっていいでしょう。
 別名が多いのですが、ポルタロッホ・テリアとはこの犬の繁殖家マーカム大佐の住んでいた地名から、ローズニス・テリアはアメリカに紹介された時の犬種名。そして、ホワイト・アンド・レモン・テリアというのは、おそらくその柄の個体がかつて生まれていた事を示しているのでしょう。
 AKCの公認は1908年。

 彼らの祖先をたどると必ず出てくる兄弟がケアーン・テリアである。(また、スコッティッシュ・テリアも、ウエスティを含めた当時の3犬種の姿がほぼ同じであるために近縁種と思われる)
 ケアーンの交配から白毛の個体が生まれることもあり、(これはケアーンの初期の犬、ショートヘアード・テリアの血にホワイト・イングリッシュ・テリアという白毛のテリアが加わっている影響であると思われる。)昔はそんな子犬はアルビノで弱いとして生まれてすぐに殺されてしまったいたらしい。
 しかし、この中にはただ白毛であるだけの丈夫な個体もいた。そんな個体や白毛だけのテリアを繁殖していたのがマーカム大佐である。彼は猟の最中に、愛犬である赤茶のテリアを兎と間違えて撃ち殺してしまい、それ以来、有色のテリアを猟に使うことを避け、白毛のテリアのみを繁殖すると宣言したそうだ。
 マーカム大佐が繁殖していた頃は、このテリアの歴史と照らし合わせると、まだケアーンとウエスティの交配は行われていた。これは1917年頃まで続いたのだが、その年、AKCが三代内にウエスティの血が入るケアーンを登録しないと決定し、KCも同じ方針を打ち立てたため、その後、この2犬種は明らかに別犬種となった。

 当時の猟種としてはケアーンと同様の狐、アナグマ、カワウソ、兎などが主なものだったらしい。現在ではテリア種の中でも最多出陳数になる事のあるメジャーなショー・ドッグ、家庭犬となっている。また、番犬としても働いてくれる。
 性格は明るく、社交的、利口だが、多少興奮しやすいところがある。他のテリアに比べても暗いところがない。子供やお年寄りともうまくやっていけるが、元が猟犬のため、他のペットとは一緒にしない方がいいだろう。
 散歩は安全な場所で放すのが最善だが、リードを付けて長時間歩いてやるのもよい。放す場合は目を離さないように。

 毛の手入れはショー・ドッグならストリッピングなどを行わなければならない。家庭犬でもハサミを入れてトリミングしてやろう。白い毛の犬なので定期的なグルーミング、入浴等を忘れずに。
 アレルギー性の皮膚病にかかりやすい。膝蓋骨転位、レッグ=ペテルス病(大腿骨上部の骨端無菌性壊死症)、ライオン顎(頭蓋下顎骨形成障害)などが報告される。このうち、いくつかは遺伝が関係するらしいので子犬を探す時は信頼できる犬舎を探すこと。


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