Old & Water Spaniel
ここでは絶滅した古代のスパニエルとその子孫達を紹介しています。
古代のスパニエルは起源が判らないものが多い様ですが、
起源が判らなくても性能重視で繁殖されてきたものが多いと云うことです。
Alps
Spaniel(アルプス・スパニエル)
American
Water Spaniel(アメリカン・ウォーター・スパニエル)
原産国:アメリカ
体高:38-46cm
体重:牝は11-18kg、牡は13-30kg
カラー:
1940年にAKCで公認。
Barbet(バルビー/グリフォン・ダレー・ア・ポワル・レニュ)
原産国:フランス
体高:45-56cm
体重:15-25kg
カラー:ブラック、ブラウン、グレイ、イエローがかったホワイト、グレイがかったホワイト。いずれかにパッチがあってもよい
現存するウォーター・ドッグの中では最古に属する犬種で、原産国以外では滅多に見ることのできない犬。
FCI、KCで公認。グリフォン・ア・ポワル・レノーとは別名は似ているがFCIナンバーも違う別犬種。遠い親戚とは言えるかもしれないが・・。
ヨーロッパのウォーター・ドッグの祖先という説もある古い犬種で、絶滅種のイングリッシュ・ウォーター・ドッグによく似ているという。プードル、オッター・ハウンド、エパニュール・ポン・オードメルといった巻き毛の連中とは古い時代は同じ祖先を持つ兄弟か、バルビーの方が先祖にあたるのかもしれない。似たような毛のアイリッシュ・ウォーター・スパニエルは子孫と思われる。
一度絶滅しかけたが、プードルの血を使って再興した。現在でもプードルっぽい個体が生まれる事があるが良いとはされない。
また、近代にはブリアードやフレンチ・グリフォンなどの犬種の開発にその血を分けている。
主な仕事は打ち落とした鳥と矢の回収だったのらしいが、ポイント能力もあり、銃声にも驚かないので近代でも使える猟犬であろう。また、この特徴的なウェーブがかった被毛は、冷たい水中作業から犬の体を護ってくれる。
性格は友好的で扱いやすく、利口である。猟にはもちろん家庭犬としても向く。ただし、元来猟犬なので十分な運動はもちろん、何より、このもつれてマット状になりやすい被毛の手入れを熱心に行える人でなければならない。(追記 07年01月)
Chesapeake
Bay Retriever(チェサピーク・ベイ・レトリーバー)
原産国: アメリカ
体高:51-66cm
体重:25-38kg
カラー: ブラウン系(ダーク・ブラウンからタン)、またはデッド・グラス(枯れ草色)
Curly-coated
Retriever(カーリー・コーテッド・レトリーバー)
原産国:イギリス
体高:牝は58-64cm、牡は64-69cm
体重:32-36kg
カラー:ブラック、リヴァー
English
Water Dog(イングリッシュ・ウォーター・ドッグ)
原産国:イギリス
バルビーなどのウォーター・ドッグの紹介にときどき出てくる、絶滅種。
姿はバルビー、アイリッシュ・ウォーター・スパニエル、またはヴェッターフーンのようなウェーブのかかったコートを持つ、ウォーター・ドッグだったようです。ヴェッターフーンの先祖がオールド・ウォーター・ドッグという名で登場しますが、この犬種とも何処かでつながりがあってもおかしくありません。
姿自体はバルビーが似ていると思われています。また、バルビー自身も古い犬種であることから、仕事の内容もさほど変わらない打ち落とした鳥などの回収というのが予測されます。
Epagneul
Pont-Audemer
(エパニュール・ポン・オードメル/エパニュール・デュ・ポン・オードメル/ポン・オードメル・スパニエル)
原産国:フランス
体高:51-58cm
体重:18-24kg
カラー:リヴァー・ブラウンと、それにローンのマーキングがあってもよく、その場合は斑が細かく分散してグレイ味になる
Irish
Water Spaniel(アイリッシュ・ウォーター・スパニエル)
原産国:アイルランド
体高:52.5-60cm(イギリスでは58cmを越えてはならない)
体重:20.5-30kg
カラー:リヴァー
Lagotto
Romagnole(ラゴット・ロマーニョ/ロマーニャ・ウォーター・ドッグ)
原産国:イタリア
体高:41-48cm
体重:11-16kg
カラー:オフ・ホワイト、ホワイト、ホワイトの地にリヴァー・ブラウンのテッキング、リヴァー・ブラウン、リヴァー・ローン、オレンジなど。ブラックの毛は欠点
犬の図鑑等であまり見かけることもできない古い時代から生き延びた珍犬種、と思っていましたが意外に国内に輸入している様です。某雑誌で見かけたことがあります。
FCI公認。
イタリア東北部のロマーニャ地方の沼地で14世紀からいた生粋のウォーター・ドッグで鴨などを狩っていたが、何世紀か経つうちに沼は干上がり、仕事はなくなっていった。
しかし、ラゴットは鼻が良かったせいでなんとトリュフ狩り犬として抜擢された。トリュフ掘り達はこの犬を秘密にしてきたらしいが、トリュフがとても高価なものだからだろう。未だに古代のままの姿、性能の良さをよく保持していて、昔のウォーター・ドッグの絵とよく似ているそうだ。
1990年代にはイギリス、スウェーデンのブリーダーがこの犬に興味を持ち繁殖を始めている。特にスウェーデンでは作業性だけでなくコンパニオン・ドッグとしての質をも作出目的に入れているのでいずれ、良きコンパニオンとして名を挙げるかもしれない。
毛は短めだが羊の様にカールしている。
見た目の可愛らしさより、ずっと猟犬らしく、被毛は耐水性、騒々しく吠え、サイズの割には活動的。・・と、言えば判るように性格がコンパニオンに向いてもできれば野外で十分な運動、ストレス発散ができる環境が欲しい犬です。
Land
Spaniel(ランド・スパニエル)
原産国:イギリス?
陸地での活動を主にするスパニエル(ウォーター・ドッグやレトリーバー系の様に水中での作業も良しとするタイプ、またはこの中間だと思われるウォーター・スパニエルなどに分かれている。)の事で、パーリアやフレンチ・グリフォンの様にタイプの一つと考えていいだろう。
犬種の紹介中でこの犬種の名前が出た場合、まだ系統繁殖などされていない時代の古いランド・スパニエルを指す事が多い。そう言う意味ではもはや絶滅種でもある。
フィールド・スパニエルや、サセックス・スパニエルが彼らの面影を残す犬種とされる。(初紹介 06年12月)
Old
Water Dog(オールド・ウォーター・ドッグ)
原産国:ヨーロッパ、スペイン(?)
この犬はヴェッターフーンの紹介に登場した絶滅種です。
本によってはスペインのウォーター・ドッグとも書かれており、ヴェッターフーン、スパニッシュ・ウォーター・ドッグ共に古いウォーター・ドッグに見られる巻き毛をもっています。ヴェッターフーンの先祖が明確にここの産地の犬とまでは判りませんが、少なくともこの犬種自体はヨーロッパに広く使われていた古いタイプの巻き毛のウォーター・ドッグであったことは容易に想像できます。
Portuguese
Water Dog
(ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ/ポルトガル・ウォーター・ドッグ/カオ・デ・アグア)
原産国:ポルトガル
体高:43-58cm
体重:16-27kg
カラー:ブラウン系全般とブラック、これらの色にホワイトのマーキングがあってもよい
被毛にはウェーブと比較的珍しいカールがある。
Spanish
Spaniel(スパニッシュ・スパニエル)
原産国:スペイン
Spanish
Water Dog(スパニッシュ・ウォーター・ドッグ/ペロ・デ・アグア・エスパニョール)
原産国:スペイン
体高:38-50cm
体重:12-20kg
カラー:ブラック。リヴァー・ブラウン、ホワイトで、ホワイトにブラックかリヴァー・ブラウンの斑があってもよいがトライ・カラーは認められない
中世から存在していたと言われる古い犬。古く存在する内に仕事の幅を広げ、ウォーター・ドッグには珍しく山羊の群を護ったりという護羊犬としても使われています。もっとも、考えようによってはフランスやイタリアのシープドッグも被毛はもさもさ系なので似てなくはないのですが、・・彼らは巻き毛ではないので、それほどのつながりはないのでしょうねぇ。
スペインでも特にアンダルシア地方に多く見られるこの犬は、頭数的には田舎で少ししか飼われていなかったようで、公認犬種となったのは近年になってからです。
起源は古く、中世まで遡り、プードルやバルビーなどの巻き毛系ウォーター・ドッグとは古い時代には何らかのつながりはあってもおかしくないでしょう。また、ヴェッターフーンもオールド・ウォーター・ドッグを通してこの犬とのつながりが考えられます。
この犬の特徴的なのはウォーター・ドッグでありながら、漁猟、狩猟、牧畜とその仕事の幅が広いことです。
性格的にも体格的にもばらつきがあるようで、子供好きとするものもいれば訓練しにくく、子どもが苦手とするものもいるようです。ただ、やはり仕事を与えれば喜んで引き受けるところは皆共通でしょう。
体質などについて詳しくは判らないのですが、被毛が水から寒さを防ぐようになっているとか。自然には強いと思われます。
珍しい犬なので手にいれるもの大変だと思われますが、飼う上でも被毛の手入れは欠かせませんし、家庭犬にするなら根気よく訓練することが必要になるでしょう。
尾は生まれつき短いか、断尾する。毛はのれん状になってゆくので脱毛しない。
Tweed
Watar Spaniel(ツイード・ウォーター・スパニエル/トゥイード・ウォーター・スパニエル)
原産国:イギリス
犬種図鑑に「トゥイード」と書かれていて、そのまま信じ込んでいたが、綴りを調べると織物のツイードと同じ物だった。(^_^;) 日本人ならツイードの方が馴染みがあるかなと思って、ツイードの方をメインにします。
どうやらツイードはこの犬種自体の発生した土地名と、この犬をゴールデン・レトリーバーまで繁殖させたツイードマウス卿という人物から由来している様だ。
ドイツ語を訳せばもう少し判るかと思うのだが(^_^;)、犬自体は小さなレトリーバーとされていて、Belleというメスのツィード・ウォーター・スパニエルが大きく関わっている様だ。(初紹介 06年12月)
Water
Spaniel(ウォーター・スパニエル)
原産国:イギリス?
ランド・スパニエル同様、これもタイプの一つとするのが適当であろう。
ウォーター・ドッグ(水中作業がメイン)、スパニエル(陸地での作業がメイン)の中間タイプであると思われる。(初紹介 06年12月)
Sighthound
Spitz
Species & Unique Dog
Molossian Dog
Scenthound
Toy Dog
Sheepdog
Gundog
Terrier
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