Scandinavian Spitz

スカンジナビア半島の国々の犬達。
この北の国の犬達の仕事は頑強で猟から番犬、橇引きまで。
どんな仕事もこなす、働き者の犬達です。


Finnish Lapphund
(フィニッシュ・ラップフンド/フィニッシュ・ラップ・ドッグ/スオメンラピンコイラ/
ラピンコイラ)

  原産国:フィンランド
  体高:40-52cm
  体重:20-21kg
  カラー:全色可

 この犬種の片割れともいえるスウェーデン生まれの犬種がである。

 ラップ人がラップランドにやってきた当時(約9000年前)は猟犬であった。その後、トナカイを集める牧畜犬種となる。とは言え、現在では広大な土地にヘリコプターでトナカイをまとめるのが主流となり、家庭犬へ移行したものが殆どだという。
 血統的にはサモエドとつながりがあるらしい。・・ま、同じスピッツ族だし。
 トナカイの牧畜用の犬種で何百、何千というトナカイをまとめることができる。トナカイは半野生である。とても賢く、タフでなければ務まらない。

 性質はトナカイをまとめるだけあって、とても利口で訓練も入りやすい。警戒心はあるが牧畜用なので攻撃性はない。スピッツにしてはフレンドリーな犬種で持久力もある。
 牧畜用の犬種ということも考えて、運動量は多めにする。災害救助犬競技、服従訓練にも高い成績を納める。

 カラーは多様で決まったカラーから、決まったカラーの子が出るというのはない。ホワイトのマーキングも許されるが対称で少量しか許されない。


Finnish Spitz
(フィニッシュ・スピッツ/スオメンピュステュコルヴァ/フィンスク・スペッツ)

  原産国:フィンランド
  体高:38-51cm
  体重:14-16kg
  カラー:ブラウンがかったレッド、イエローがかったレッド、胸部と足先にホワイトのマーキング


Jamthund(イエムトフンド/スウェーディッシュ・エルクハウンド)

  原産国:スウェーデン
  体高:52-65cm
  体重:30kg
  カラー:ライト・グレー、ディープ・グレー


Karelian Bear Dog
(カレリアン・ベア・ドッグ/フィニッシュ・カレリアン・ライカ/
カレーロ・フィニッシュ・ライカ/ビヨルンフンド/カルヤンカルフコイラ)

  原産国:フィンランド
  体高:48-60cm
  体重:20-23kg
  カラー:ブラックにホワイトのマーキング


Lapinporokoira/Lapponian Herder
(ラピンポロコイラ/ラポニアン・ハーダー/ラップランド・レインディア・ドッグ)

  原産国:フィンランド
  体高:43-56cm
  体重:27-30kg
  カラー:ブラックとそれにクリームのマーキングが可

 この犬種、驚いたことに97年のJKCの登録はないのに、84年に4頭の登録がありました。・・同じ人だろうな、これって。繁殖されてないのかなぁ、この子達の子孫は。
 フィニッシュ・ケンネルで1960年に公認されている。

 雪の特に多い地域でトナカイの番をする。穏和で従順であるが外の人には警戒心が強く、敏感。時にはや熊と戦うことのできる勇気を持っている。
 他に橇犬としても使われる。

 原産地では、北部で働くオスを南部に連れてきてメスと交配させ、生まれたオスの子をまた北部に連れてゆき作業能力を保っているそうだ。
 写真ではロング・コートとラフ(?)・タイプがあるようだが、スタンダードは中位の長さの毛とされている。


Lundehund
(ルンデフンド/ルンデ/ノルウェイジアン・パフィン・ドッグ/ノルスク・ルンデフンド)

  原産国:ノルウェー
  体高:31-39cm
  体重:6-7kg
  カラー:レッドがかったブラウン、レッドにブラックの差し毛、ブラックにホワイトのマーキング

 ノルウェイジアン・ブーフンと小型のライカの末裔であると考えられる。1943年公認とある。

 ノルウェー領ヴェロイ島、ロスト島などで「ルンデ」というツノメドリ(パフィン)の捕獲と卵取りに長年従事してきた。ちなみにツノメドリといえば、日本なら北海道のエトピリカが有名かな。
 ツノメドリ猟が人気低下、捕獲禁止になるとともにルンデフンドも絶滅しかかり、50頭ほどしか確認できない頃もあったそうだ。心有る、愛犬家が復興してくれたが、あまりに数が減ったために国外に出さないようにしたこともあったらしいが、最近ではショーにも姿が見られるそうだ。

 この犬は特殊な犬で、通常、犬は前足の間接は横に開かないようになっているのだが、職業柄、岩場を登り下りするせいでここの間接が柔らかく、横に開くことができる。400年、この仕事をしてきた成果であろう。

 性質は活発で、飼い主に忠実、警戒心が強い。スピッツで島育ちでは仕方がないと言った性格だが、未知の人には打ち解けないので番犬には向くだろう。


Norrbotten Spets(ノルボッテン・スペッツ/ノルディック・スピッツ)

  原産国:スウェーデン
  体高:41-45cm
  体重:12-15kg
  カラー:ホワイト&レモン、ホワイト&タン

 フィンランドとの国境のノルボッテン産。古代からの北国の猟犬だが、今では原産国でも珍しい稀少犬。
 1948年には絶滅したと公表された(ショーに縁がなく、子犬の登録がされなくなったため)が、実猟犬として繁殖されていた個体がそれから20年後程に見つかり、繁殖計画が始まった。

 古い時代に小型のライカ犬から発達したらしく、フィニッシュ・スピッツとは近縁種にあたると思われる。
 性格は静かで愛情深く、勇敢な犬。主に鳥猟犬であるが貂などの小動物も狩り、番犬としても適する。
 毛は他のスウェーデンの北方スピッツなどに比べて短め(日本犬ほどの様だ)。細身ではあるが貧弱なイメージではいけない。マズルはとがり、長い。


Norwegian Buhund
(ノルウェイジァン・ブーフン/ノルウェイジァン・ビュードッグ/ノシェク・ブーフン/
ノルウェイジァイン・シープドッグ)

  原産国:ノルウェー
  体高:43-47cm
  体重:18-26kg(アメリカなどでは12-18kgのものもある)
  カラー:クリーム、フォーンはブラックの差し毛、マスクが許される。またブラック、グレーは足先、首、胸部にホワイトのマーキングが許容される
 FCI等で公認されてる。


Norwegian Elkhound Black
(ノルウェイジァン・エルクハウンド・ブラック/ノシェク・エルグフン・ソルト/
ブラック・エルクハウンド/ブラック・ノルウェイジァン・エルクハウンド)

  原産国:ノルウェー
  体高:46-51cm
  体重:18kg
  カラー:ブラック


Norwegian Elkhound Gray
(ノルウェイジァン・エルクハウンド・グレー/エルクハウンド/ノシェク・エルグフン・グラー/
グレー・ノルウェイジァン・エルクハウンド/ノルウェイジァン・ムースドッグ/
スモール・グレイ・エルクドッグ)

  原産国:ノルウェー
  体高:49-52cm
  体重:20-25kg
  カラー:ウルフ・グレー


Russo-Finnish Laika(ラッソ・フィニッシュ・ライカ)

  原産国:フィンランド


Swedish Lapphund
(スウェーディッシュ・ラップフンド/スウェーディッシュ・ラップ・ドッグ/
ラップ・レンスカ・スペッツ)

  原産国:スウェーデン
  体高:43-49cm
  体重:20kg
  カラー:ブラック、タン

 フィニッシュ・ラップフンドとは同犬種。ただ、フィンランド生まれか、スウェーデン生まれかぐらいの差である。
 1944年、スウェーデンで公認。

 フィニッシュ・ラップフンドがサモエドとつながりがあるかもしれないと言うことは、この犬種にもその可能性はある。
 古くは猟犬、番犬だったが、後にトナカイの番犬にもするようになる。
 性質は活発でよく吠え、飼い主には従順。粗食にも耐え、頑強、持久力にも富む。そして、仕事が生き甲斐。典型的なスピッツ体型である。巻尾で厚いコートを持っている。
 子供などとも遊び、警戒心はあるが攻撃性はない。これらの性質から見ても飼い易そうである。
 カラーは単色が多いがホワイトのマーキングがあるものもいる。欠点ではない。


White Moose Spitz(ホワイト・ムース・スピッツ)

  原産国:スウェーデン
  体高:53-56cm
  カラー:ピュア・ホワイト。ただし、多少の黄褐色でも認められる

 某犬雑誌で見つけた、最近、やっと公認されたばかりの珍犬種。スウェーデン・ケンネルで公認。

 昔から夜目でも目立つ白い猟犬は猟師達に大切にされてきたらしいが、それを犬種として確立したのがこの犬種である。生まれは偶然に猟師に飼われていたメスのイエムトフンドサモエドがこっそり交配してしまったと言われているらしい。
 その名の通り、主にムース(ヘラジカ)を猟種としている。外見は一見ホワイト・スイス・シェパード・ドッグを思い出す(スピッツ系にしてはいやに耳が大きいせいかも)のだが、パーツ、パーツは全く違うものでバランスなどはやはりスピッツ、日本犬系である。
 性質は他のスピッツに準ずるものだろう。特にイエムトフンドは近いものを持つと思われる。猟の時は冷静で猟師の命令も聞くことができる。訓練も入りやすい。猟期以外はよき家庭犬だそうだ。

 鹿は賢いために犬が確認できれば、逃げるぎりぎりの位置まで警戒したまま止まります。この追い留め時に白い犬は鹿から確認しやすく鹿が遠くまで行かないこと。また熊など、犬と獲物が近距離でやり合う場合には薄暗い場所でも白い犬なら獲物と間違えて撃つことがないなど、現地の猟師には白にこだわる人が多いらしい。
 なによりこの犬は白いものを神秘的に見る人からは重宝がられるのが頷ける、美しい犬である。
 冬には雪に紛れて、番犬としても有能と思われる。


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Russian Laika    Solitary Island Spitz

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