Shepherd & Hovawart
ここに紹介されるのは、ジャーマン・シェパードに
代表される、中央ヨーロッパに分布する牧羊犬達。
昔は牧羊でも、現在では軍用からスポーツまで幅広く活躍しています。
Belgian
Shepher Groenedael
(ベルジアン・シェパード・グローネンダール/ベルジアン・シープドッグ/シャン・ド・ベルジェ)
原産国:ベルギー
体高:56-66cm
体重:20.5-36kg
カラー:ブラックで少量のホワイトは許される
90年代はアメリカに習い「ベルジアン・シープドッグ」の名でしたが、最近ではちゃんと「グローネンダール」という名を採用しています。
クラブによってラケノア、マリノア、タービュレンと共に4種まとめて、ベルジアン・シープドッグとし、それぞれはそのバラエティーと扱われる場合もあり、日本でも最近(2000年夏)そのFCI制に変わりました。
日本ではバラエティー同士の交配のみ許され、子犬に親と異なるバラエティーが産まれた場合は子犬自身のバラエティーで登録する事になります。ちなみにヨーロッパでは異なるバラエティー間でも交配が認められています。グローネンダール、マリノア、タービュレンの3種間は特に血統が近く、5、6代遡ると異なるバラエティーが血統に必ず存在しているのでは?・・と思うほどです。もちろん、突然、異バラエティーが産まれることもあります。
グローネンダールはシッパーキの祖先といわれるルーベルナールに、伝えられる外見が良く似ているので、ベルジアン・シープドッグの中でも原種に近いと云えよう。
19世紀、牧畜が下火になった時にスタンダードを作成され、純粋犬を保存した。そのおかげで1891年に公認された。グローネン自体は1890年、ベルジアン・カフェ・デュ・グローネンダールのオーナー、ニコラス・ローズが黒の子犬を偶然手に入れ、その後もう一頭の黒い犬を手に入れたことから交配が始まっているらしい。
性質は頑丈で機敏、そして賢く、忠実である。縄張り意識が強く、外界の人間に警戒心を持つ。
スポーツの好きな人が飼うのが一番良い。運動量はたくさん必要だが、それさえ満たしてやれば服従訓練の入りやすい犬なのでよいパートナーになれるはずだ。訓練性能等はジャーマン・シェパードに並ぶ。
神経質な面を引き出すようなしつけはしない。感受性が強いのでおおらかに接すること。
寿命は12年という健康な犬種。以前にはてんかん、極端に神経質な個体、目の異常が記録されたそうなので、神経質になる必要はないが気をつけたい。希に股関節形成不全が出るので血統を確認して交配する事。
初期のこの犬種には多様な遺伝子が共存しており、子犬をとるとたくさんの毛色、毛質が出てきた。昔はグレーに黒のマスク(タービュレン寄り?)なんていう個体もいたらしい。しかし、この犬種は外見ではなく、作業性能や性格の方が重要であるという事からとりあえず、バラエティーとして許容する事にした。
現在では1犬種4バラエティーというのが大半だが、アメリカ(AKC)の様に1バラエティーが1犬種というところもある。
Belgian
Shepher Laekenois
(ベルジアン・シェパード・ラケノア/ラケノイア/シャン・ド・ベルジェ)
原産国:ベルギー
体高:56-66cm
体重:20.5-36kg
カラー:フォーン
Belgian
Shepher Malinois(ベルジアン・シェパード・マリノア/シャン・ド・ベルジェ)
原産国:ベルギー
体高:56-68cm
体重:20.5-36kg
カラー:フォーンからマホガニー、マスクと耳はブラック
日本に入ってきているベルジアン・シェパードの中では珍しいバラエティー。ただし、性能は素晴らしく、ショーでは見かけないが訓練競技会では時たま見かけることもある。(もちろん入賞も!)
確かに、他の2種(グローネンダール、タービュレン)に比べると見栄えが今一なのかもしれませんが、その分、シェパードとしての質は最も高いような気がします。
クラブによってグローネンダール、ラケノア、タービュレンと共に4種まとめて、ベルジアン・シープドッグとし、それぞれはそのバラエティーと扱われる場合もあり、日本でも最近(2000年夏)そのFCI制に変わりました。
日本ではバラエティー同士の交配のみ許され、子犬に親と異なるバラエティーが産まれた場合は子犬自身のバラエティーで登録する事になります。ちなみにヨーロッパでは異なるバラエティー間でも交配が認められています。グローネンダール、マリノア、タービュレンの3種間は特に血統が近く、突然、異バラエティーが産まれることもあります。
ベルジアン・シェパードの中ではこの犬が一番古くから存在していたらしい。先祖はグローネンダールに似ていると思われるルーベルナールで、小さなシッパーキは先祖が同じいとこ位の関係だ。
スタンダードが出来たのは牧畜が下火になった19世紀である。そのおかげで1891年に公認。
性質は賢く、忠実、そして頑丈で機敏。スポーツの好きな人が飼うのが一番良い。
運動量はたくさん必要だが、それさえ満たしてやれば服従訓練の入りやすい犬なのでよいパートナーになれるはずだ。訓練性能等は防衛作業、アタック作業等でジャーマン・シェパードなどの上をいくという。日本の警察犬は捜査系のものが主ですが、犯人への攻撃、警官の防衛に使われるヨーロッパなのでは、この犬種はより有用かもしれない。
ただ、性質の固定がジャーマン程でない事と攻撃性が早くから生まれ、訓練などがより多く必要(ハンドリングも技術が必要)な事などが日本では人気が出ない理由かも。
繊細な面を持つ犬なので、訓練時の体罰はしないこと。おおらかに接してやると良い。
寿命は12年という健康な犬種。以前にはてんかん、極端に神経質な個体、目の異常、股関節形成不全が記録されたそうなので、神経質になる必要はないが気をつけたい。
初期のこの犬種には多様な遺伝子が共存しており、子犬をとるとたくさんの毛色、毛質が出てきたが、この犬種は外見ではなく、作業性能や性格の方が重要であるという事からとりあえず、バラエティーとして許容する事にした。
現在では1犬種4バラエティーというのが大半だが、アメリカ(AKC)の様に1バラエティーが1犬種というところもある。
Belgian
Shepher Tervuren
(ベルジアン・シェパード・タービュレン/シャン・ド・ベルジェ)
原産国:ベルギー
体高:56-66cm
体重:20.5-36kg
カラー:フォーンからマホガニーでマスク、耳などはブラック
日本に入ってきているベルジアン・シェパードの中では一番登録数も多く、名も知られているでしょう。また、最も見栄えのするショー向きの犬種であることも確かだと思います・・・が、ちゃーんと本質も忘れてはいません。カラーを見れば判りますが、マリノアはタービュレンのロングコート・タイプという見方もできます。ただ、グローネンダールの方が血は近いようで、グロネン同士の交配からタービュレンが産まれる事も。
グローネンダール、ラケノア、タービュレンと共に4種まとめて、ベルジアン・シープドッグとし、それぞれはそのバラエティーと扱われる場合もあり、日本でも最近(2000年夏)そのFCI制に変わりました。
日本ではバラエティー同士の交配のみ許され、子犬に親と異なるバラエティーが産まれた場合は子犬自身のバラエティーで登録する事になります。ちなみにヨーロッパでは異なるバラエティー間でも交配が認められています。
彼等の先祖はグローネンダールに似ていると思われるルーベルナールで、小さなシッパーキは先祖が同じいとこ位の関係。1891年、ロイル教授の指導の基、固定された。
性質は賢く、忠実、そして頑丈で機敏。マリノア、グローネンに比べると少しおっとりしている。
運動量はたくさん必要だが、それさえ満たしてやれば服従訓練の入りやすい犬なのでよいパートナーになれるはずだ。
繊細な面を持つ犬なので、訓練時の体罰はしないこと。おおらかに接してやると良い。
健康な犬種。以前にはてんかん、極端に神経質な個体、目の異常、股関節形成不全が記録されたそうなので、神経質になる必要はないが気をつけたい。
初期のこの犬種には多様な遺伝子が共存しており、子犬をとるとたくさんの毛色、毛質が出てきた。が、この犬種は外見ではなく、作業性能や性格の方が重要であるという事からとりあえず、バラエティーとして許容する事にした。
現在では1犬種4バラエティーというのが大半だが、アメリカ(AKC)の様に1バラエティーが1犬種というところもある。
Chodsky
Pes(チョドスキー・ペス/ホドスキ・ペス)
原産国:チェコ
体高:45-56cm
体重:16-33kg
カラー:ブラック、ブラック&タン、タン、ウルフ・グレー
見た目がジャーマン・シェパードをロングコートにした様な外見なので、血統的なつながりもいくらかあるかもしれない。
最古の記録が1325年という、実は古い犬。当時から番犬として森に放されたりしていたらしい。
1980年代初頭に隔絶されていたボヘミアの南方で再発見され、1984年にチョドスキー・ペスのスタンダードに合う犬を探し始めた。ここからの近年の計画繁殖にはDixiとBleskというオスとBessyという♀の繁殖を皮切りにDina♀、Brita♀、Brix♂、Alex♂、Harry♂という個体の血を組み入れ現在に至っている。
1985年から1997年の繁殖で161胎、975頭の子犬が生まれた。
優秀な牛飼い犬で番犬。物覚えが良く、頑丈で手入れも優しい。油断はしないが攻撃的な訳でもない。(初紹介 06年10月)
Dutch
Shepherd Dog
(ダッチ・シェパード・ドッグ/ダッチ・シープドッグ/ホーランド・ヘンデルフンド)
原産国:オランダ
体高:55-64cm
体重:30kg
カラー:イエロー&レッド、ブラウンにゴールドの入ったもの、シルバー・ブリンドル
コートはロング、スムース、ワイアーがある。
English
Shepherd(イングリッシュ・シェパード)
原産国:アメリカ
体高:46-58cm
体重:18-27kg
German
Shepherd(ジャーマン・シェパード/アルサシアン/ドイチェ・シェーファーフンド)
原産国:ドイツ
体高:55-66cm
体重:26-43kg
カラー:ブラック、ブラック&タン、タン、ウルフ・グレー
Hovawart(ホファヴァルト)
原産国:ドイツ
体高:58-71cm
体重:25-45kg
カラー:ゴールド、ブラック、ブラックにマーキングのあるもの
一見するとフラットコーテッド・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーに似ているが、彼等鳥猟犬とは血のつながりは全くない。
その名前は「Hofewart(家庭の守護者)」を意味し、昔は「Hofwart」と綴った。
1995年のクラフト展には18頭の出陳があったそうだ。
中世から存在していたという古い番犬。悪天候も、粗食にも耐える護羊犬だったという。17世紀の絵画などにも描かれているそうだ。
20世紀の始めにこの犬をクルト・F・ケーニヒという人物が再興に手を貸した。彼はハルツ、オーデンンヴァルト地方の古代のホファヴァルトに似た犬を基礎に、様々な護羊犬マウンテン・ドッグやニューファウンドランド、レオンベルガーといった犬を交配した。
1922年に後の礎となる一胎を得、1937年にドイツで公認犬種となる。第二次大戦を耐え、10年後にはドイツ・ホファヴァルト・クラブが結成される。
性質は、家庭に忠実で学習意欲があり、遊び好きなところもある。見た目の美しさからも家庭犬向きである。
運動と仕事はたくさん与えてやると良い。他の犬ともうまくやってゆける。
個体差がけっこうあるようだが、大抵、繁殖の行き過ぎの見られない犬だそうだ。
King
Shepherd(キング・シェパード)
原産国:アメリカ(?)
体高:63.5-74cm
体重:40.5-67.5kg
カラー:ブラック、ブラック&タンなど
一時期、掲示板で話題に上った犬種です。原産国がチベットの方で、軍用で連れて行かれたジャーマン・シェパード系の犬が元らしいという書き込みがありましたが、本ではアメリカ原産とされています。もっとも、この犬の「クラブが設立されたのが、」というところから原産になっているようなので、実際はどうなのでしょう?
まだまだ、情報の少ない犬です。一応、FCI公認の様。
歴史は浅いようで、クラブが設立されたのが1995年。アメリカのブリーダー達がアメリカ、ヨーロッパのシェパード、アラスカン・マラミュート、グレート・ピレニーズの交配より作出したとされています。シェパードから訓練性能、マラミュートからはタフさ、そしてグレート・ピレニーズからは丈夫な体質を受け継いだのでしょう。
家族にはおとなしく、勇敢で働き者。番犬にも向くようです。
見た目もシェパードに似ているが、より穏やかで、大型化しているせいかマズルが太く、眼も垂れ眼気味。生まれたばかりの珍犬種に入るのだろうから、日本ではお目にかかれそうにないが、性質から見ても見通しの明るい犬種だ。
コートは2パターンあって、ロング(軽くウェーブがかっている)とワイアーヘアード(直毛)。
Kuming
Dog
(昆明犬/クミン・ドッグ/クミン・ウルフ・ドッグ/チャイニーズ・ウルフ・ドッグ)
原産国:中国
体高:64-68cm
体重:30-38kg
カラー:ウルフ・グレー、ブラウンにブラック・サドルやブラック・マスク
雲南省(昆明がある省)で軍用犬用に繁殖された犬。チャイニース・ケンネル・ユニオンで公認、CKCでミセラニアス・クラスになっている。
1953年に最初に北京から訓練用に連れてこられた犬達は、訓練についてこられなかった。次に昆明から50頭の家庭犬と貴陽(貴州の首都)から40頭の家庭犬を召集した。訓練後、このうちの20頭が採用され、これと北京から送られた「狼犬」が10頭、ドイツより輸入された(ジャーマン・)シェパードが10頭追加され、昆明犬の基礎となっている。
1988年には純血種としての公認がされ、中国の軍や警察では広く利用されている。民間でも家畜や家庭の番犬として飼われているが、ペットとしての繁殖はあまりされていないようだ。
見かけはほとんどシェパードで、「狼犬」というものがどれだけの信用があるのかという事で、こちらで紹介する事にした。(山犬などとの雑種でも権威付けの為に「狼」の名を借りてしまうことはよくあるので。)
家庭でも飼われる事から、比較的扱いやすい軍用犬である事は確かなようだ。(初紹介 07年01月)
Leuvenaar(ルーベルナール/ローヴェナール)
原産国:ベルギー
この犬はシッパーキとベルジアン・シープドッグの祖先にあたる犬種とされている。小型化したのがシッパーキ、大型化したのがベルジアン・シープドッグである。おそらく、シッパーキの今日の姿からベルジャン・シェパード・グローネンダールが一番似ているのだろう。 19世紀、ベルギーのフランダース地方ローヴェンで使われた古い牧羊犬。
Schipperke(シッパーキ/スキッパーク)
原産国:ベルギー
体高:25-33cm
体重:5.4-8kg
カラー:ブラック、それ以外のカラーでもソリッドなら良い
Shiloh
Shephers(シャイロ・シェパード/シロー・シェパード)
原産国:アメリカ
体高:牝は66-71cm、牡は71-76cm以上
体重:36-73kg
カラー:ウルフ・グレーなど
日本にも入ってきていました。ドッグ・ショーでそれらしき犬を見かけたことがあります。(この飼い主さんからメールを頂きまして、正確にはシャイロ・シェパードと発音するそうです。アメリカ人でも間違えるそうで。(^_^;)
アメリカでは1990年に公認を得ているようです。
ティナ・バーバーという人物がジャーマン・シェパードの神経質さに不満を持ち、ブリーディングをはじめた。気質の良さ、サイズ、頑丈な腰などを求めて、交配を重ね、生まれたのがこの犬。
ジャーマンに比べると歩き方(忍び足歩き(^_^; )などは似ていますが、体高、腰の位置が高いのがよく判ります。また、被毛が多少長めで厚いようです。
気質はテストを推奨し、臆病でも攻撃的でもない犬に証明書を発行するそうで、訓練などにももちろん使えそうですが、すばらしい家庭犬として飼われているようです。
White
Swiss Shepherd Dog
(ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ/ホワイト・シェパード/
カナディアン・ホワイト・シェパード/アメリカン・ホワイト・シェパード)
原産国:スイス
体高:牝は58.4cm、牡は63.5cm
体重:牝は27-32kg、牡は34-39kg
カラー:ホワイト
日本にも入ってきており、繁殖もしている訓練所があります。・・日本人って白い動物好きだからね。(^_^;)
カナダやアメリカの名前があるが、FCI公認(まだ、暫定公認だったと思います。)になったのはスイスの名前。ドイツでは認められないカラーだが、スイスではたまたま生まれたジャーマン・シェパードの白い子がスタッドブックにちゃんと登録されたのがきっかけらしい。
Sighthound
Spitz
Species & Unique Dog
Molossian Dog
Scenthound
Toy Dog
Sheepdog
Gundog
Terrier
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