European Greyhound

ヨーロッパ各地のグレイハウンド達です。
この仲間は先進国が多い地域の出のせいもあって
個体数も多く、固定も進み、比較的メジャーな種が多い様です。


American Staghound(アメリカン・スタッグハウンド)

  原産国:アメリカ
  体高:63.4-84cm
  体重:29.5-45kg
  カラー:フォーン、ホワイト&フォーンなど


Deerhound(ディアハウンド /スコティッシュ・ディアハウンド)

  原産国:イギリス
  体高:71-81cm
  体重:36-45kg
  カラー:ブルー・グレーなどの単色に薄いマーキング

 つい最近(04年、春)になって名称が」「スコティッシュ・ディアハウンド」からただの「ディアハウンド」に変わりました。FCIからのお達しなんだろうけど、スコティッシュって名前が好きだっただけに残念。(ケルト神話とか、スコットランド好き。(^_^;)

 この犬もアイリッシュ・ウルフハウンドと同じ様に、狩猟対象の鹿が減ったときに滅びそうになったそうだ。
 直接ではないにしろ(こちらの祖先は「スコットランドの」ウルフハウンドらしい。)、アイリッシュ・ウルフハウンドとは近い血縁であろう。現にウルフハウンドが絶滅しそうになった時、この犬は応援に駆けつけ、交配されている。

 見た目に比べると(と言うと失礼だが(^^;)、子供に優しく、飼い主にも絶対服従する事から、家庭犬としては向いている。問題はサイズと運動量だ。
 外見は小柄なウルフハウンドといったところ。大型犬なので成犬になるのに2、3年を要する。


Galgo Ingles-Espanol(ガルゴ・イングレス・エスパニョール)

  原産国:スペイン

 スパニッシュ・グレイハウンドグレイハウンドを交配させたもので犬種としては認められていない。しかし、プロのレース犬、つまり、より速い犬にするために交配されると言うことなので、一代雑種とはいえ、ずっと先にはレース犬の犬種として確立されるかもしれない。(あくまでかもしれないだけだけど。(^^;)
 前記の2犬種の大きさが似通っている事からラーチャーほどのばらつきこそないと思われるが、サイズ、毛のタイプなどのばらつきはそれなりにあると思われる。
 「Ingles」はスペイン語の「English」で、イギリスのグレイハウンドの血が入っていることを示しているらしい。(追記 06年12月)


Glengarry Deerhound(グレンガリー・ディアハウンド)

 アイリッシュ・ウルフハウンドが絶滅の危機にあったとき、復興の為交配された犬種としてこの名が登場する。
 姿などの表記はないのだが、ディアハウンドというところからやはり(スコティッシュ・)ディアハウンドにも似ていると思われる。また、ウルフハウンドの復興に使われたので似通った犬種ではないかという予想もされる。


Greyhound(グレイハウンド/イングリッシュ・グレイハウンド/ゲイズハウンド)

  原産国:イギリス、またはエジプト
  体高:69-76cm
  体重:27-32kg
  カラー:全色

 97年のJKCの登録数は一頭でした・・と書いてましたが、最近(04年)はショーで積極的に出してる方がいるので、国内の個体数は伸びたと思います。(^_^)

 この犬種、歴史は古く古代ギリシア、エジプトに初期の犬は存在し、紀元前375年にケルト人に連れられブリテンに来たらしい。9世紀初頭にはこの犬に似た犬がイギリスにいたことが記録に残されているそうだ。また、大西洋岸には1500年にスペイン人によって持ち込まれたそうだ。うーん、やはり古くはサルーキタズィと原産がかぶるのかなぁ。
 その名の通り、グレイハウンド・グループの代表犬種で多くの血統に血を分け、また、犬種の復活時に応援に駆けつけている。ウィペットガルゴ・イングレス・エスパニョールマジャール・アガールマンチェスター・テリアラーチャーは犬種作出時に、アイリッシュ・ウルフハウンドは復活時に、そして、イタリアン・グレイハウンドは古の時代に分かれた直系の子孫だと思われる。

 家の中では怠け癖がつき、太ってしまいがちだとか。長時間の引き運動と食事制限が必要で、できればトラックを走らせることが望ましいなど、初めて犬を飼う人向きでないことは確かだ。


Irish Wolfhound(アイリッシュ・ウルフハウンド)

  原産国:アイルランド
  体高:62-90cm、ただしメスは62cm以上、オスは78cm以上、平均は81-86cm
  体重:40-55kg
  カラー:グレー、ブリンドル、レッド、ブラック、フォーン、ホワイト、ファロー

 確か、まだ生きていればイギリス王室の近衛に一匹、この犬種がいたはずである。何か、赤い肩掛けみたいなのをもらっていた記憶がある。(^^)

 アイルランドの国犬。その名の通り狩りに使われた犬種だが、あまりに活躍しすぎてアイルランドの狼を絶滅させてしまった。(;_;)
 しかし、そのウルフハウンド自身も大戦の影響か(大戦が起きると大型犬種は皆、滅びかけているようだ。)19世紀には絶滅寸前になり、グレアム大尉というスコットランド人がアイルランド国内に残った純粋な最後の一頭であった"ブラン"という犬を手にいれ、それをグレンガリー・ディアハウンドに交配した。その子孫達に体格を大型化する目的で(スコティッシュ・)ディアハウンドグレート・デンボルゾイなどの大型犬の血を借り、今の逞しいウルフハウンドの姿になった。
 世界一の体高を誇る犬で成長しきるのに2年近くかかる。もちろん、初心者向きではない。


Italian Greyhound(イタリアン・グレイハウンド/ピッコロ・レブリエロ・イタリアーノ)

  原産国:イタリア
  体高:32-38cm
  体重:2.8-4.5kg
  カラー:フォーン、ブルー、グレー、レッド、クリーム、ホワイトなど。また、これらの色にホワイトのマーキングの入った色などがあるが、ブリンドル、ブラック、タン、ブルー、ブルー・タンのマーキングは認められない。

  杉並にいた頃、よくお散歩をしてるのを見かけました。む〜ん、体が小さいのに足がほっそりしているのがちょっと恐い。(折れそうで(^^;) でも、ちょこまかしてるとこはかわいかった。(^^)

 西暦79年に噴火によって埋没したイタリア、ポンペイの遺跡から鎖に繋がれたイタリアン・グレイハウンドの骸骨が見つかっていることから、本家グレイハウンドにも負けないくらいの歴史をもっていると思われる。古くから王侯貴族達に可愛がられてきた犬種である。
 この犬種もグレイハウンドの様にウィペットトイ・マンチェスター・テリアなどに血を分けている。

 ペットとしては家族には愛情深いが、外の人には内気にあるところがある。
 サイトハウンド、最小の犬種。


Lurcher(ラーチャー)

  原産国:アイルランド
  体高:-72cm
  体重:-32kg
  カラー:白にブルーマールなど、全てが許容される

  この犬種はまだスタンダードに合わせて繁殖がなされていないらしく、大きさも毛色もかなりバリエーションが広いそうだ。
 誕生年は1600年代で、ディアハウンドにテリアやコリーの血の入ったグレイハウンドなどを用いて繁殖された。基本的にディアハウンドの血が濃いのか、写真では多くはラフヘアーであるがスムース・タイプも存在する。
 未だに兎狩りに使用され、性能のために外見にこだわらない繁殖が続けられているのだから、その能力は期待してもよいだろう。


Galgo Espanol/Spanish Greyhound(ガルゴ・エスパニョール/スパニッシュ・グレイハウンド)

  原産国:スペイン
  体高:60-71cm
  体重:27-30kg
  カラー:シナモン、チェスナット、ブリンドル、ブラック、レッド、ブリンドル&ホワイト

 スムースとワイアー(ラフ?)の2タイプがある。「ガルゴ」とは「サイトハウンド」を指しているそうだ。
 この犬の純血種は今でもアンダルシアや、カスティリアで野兎を狩り、農場を守っている。しかし、勿論、国外では稀少犬である。

 この犬種よりも、ガルゴ・イングレス・エスパニョールと呼ばれるグレイハウンドとの混血の方が活躍しているのかもしれない。(^^;) スパニッシュ・グレイハウンド自体はグレイハウンドに足の速さでは及ばないらしく、レース向きではないのだろう。
 性格は、家族は深く慕うが外の人には警戒し、時に攻撃的になる。


Whippet(ウィペット)

  原産国:イギリス
  体高:43-56cm
  体重:13-14kg
  カラー:グレー、タン、フォーン、ブリンドル&ホワイトなど。全色可

 サイトハウンドとしては、この犬種は新しい方ではないだろうか。
 1992年にクラフト展で初めてのウィペットのBIS(ベスト・イン・ショー)が誕生する。"CH.ペンクロウ ダッチ ゴールド"という名のオスで、オーストラリアの由緒あるシドニー・ロイヤル展で"Eng CH.シルクストーン ジュエル イン クラウン"というこの犬の娘が再びBISを取っている。

 グレイハウンドが高価で身分の高い人のものであったため、労働者階級の人がドッグ・レースを楽しむために作られた。
 100から150年程前にグレイハウンドとマンチェスター・テリアベドリントン・テリアなどのテリア、そこにイタリアン・グレイハウンドを交配させて生まれたらしい。また、1日に25-30周ものコースを走せるスタミナをも付けるためにブル・テリアも交配したらしい。マンチェスター・テリアにはこのウィペットの血も入っているので特に近い親戚でもあろう。

 「Whip」とは鞭、又は鞭を打つことを差し、「鞭打たれて走る馬」のように走る事から名付けられた。しかし、現在ではレースには使われないそうだ。

 現在では家庭犬として飼われているが元がレース犬のため運動量は多く、サイトハウンドによくある注意で、小動物を見るとつい追いかけてしまう面もある。しかし、基本的にはおとなしく、忠実で、あまり吠えることもない。寒さにだけ気をつける。


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